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境内建物

♦本殿♦

神社の社殿の中で最も重要なものは、神霊が鎮まる本殿です。古代では本殿を建築して神霊を祀るような事はなされず、高い山や大きな岩、滝などに鎮まる神霊や、囲いをした聖域に榊を立て神を招霊し、祭祀を行っていましたが、次第に常時神霊を鎮める本殿を建築するようになりました。
当初は伊勢神宮の本殿のような簡素な造りのものでありましたが、仏教の影響などを受け、様々な様式の本殿が造られるようになりました。
当社の本殿は、記録によると天文四年(1535)に屋根葺き替えを行っているのが初見です。その後、文禄二年(1593)に高畠市正貞政が大檀那、安原備中守が願主となり八幡神社本殿と共に改築を行っています。慶長十九年(1614)には、安原備中守、主税守、和泉守が大檀那となり、屋根の葺き替えが行われています。更に、享保四年(1719)九月に改築が行われ、現在に至っています。
東太田家文書によると、元文元年(1736)には屋根を板厚二分(六ミリ)のきとし、箱棟木を銅板包みとしています。
文化三年(1806)には千木と鰹木が付けられました。建立当初の屋根は栃葺きでしたが、千木と鰹木を取り付けた際に檜皮葺きに改めたと思われます。
その後、大正十四〜十五年にかけての葺き替えを最後に、経費と耐用年数を考慮して昭和四十六年五月銅板葺きの屋根に改めました。
また、明治二十七年拝殿等の改築に合わせ、鶴𥔎神社本殿並びに八幡神社本殿を一間七合、後方へ移設しました。
建築様式は入母屋造りで、建坪は九、五一坪。建築材は、栂、欅等を使用し、周囲の四面全てに桝組を施した近郷希で荘厳な本殿は、塩飽大工の作といわれています。


移設直後の本殿

移設直後ライトアップされた本殿

祝詞殿

祝詞殿は、その名の通り神職が祝詞を奏上したり、拝礼を行う建物です。通常は幣殿又は拝殿をもって祝詞殿としますが当社のように特別に造られる場合もあります。
また、本殿と拝殿或いは本殿と中門をつなぐ建物を祝詞殿とする場合もあります。
当社の祝詞殿は平成21年の社殿改築時に新たに設けられました。


祝詞殿

幣殿

幣殿は、本来御幣を奉り、献上物を置く建物ですが、当社では祝詞殿を設置したため、参列用の拝殿の一部としての機能も併せ持っています。
幣殿の一般的な使途は御幣や御鏡等を設置し、神饌を供え神職が祝詞を奏上する建物として使用します。


幣 殿

拝殿

拝殿は、神を祭祀し礼拝を行うための建物で、本殿の前面に配置されるのが一般的です。本殿が神座であるのに対して人が神に祭や祈願などを行う場所です。
当社の拝殿は、「双殿造り」と呼ばれ、二つの本殿を一つの拝殿でつないでおり、内部に祝詞殿、幣殿、拝殿前廊下、神務室、受付室、予備室、倉庫を併設しています。
本来の拝殿は石畳となっており、靴のままや車椅子でも拝殿内に参入できるようになっています。また、石畳に椅子を並べればコンサートなどの神賑行事も行うことができます。


改築前の拝殿

現在の拝殿

隋神門越しの拝殿

境内石段と拝殿

東上空からの本殿と拝殿

左斜めからの拝殿

鶴崎神社側からの拝殿内部

八幡神社側からの拝殿内部

拝殿内の施設

拝殿内のその他の部屋として、祈祷の準備や更衣を行う神務室、主に正月と七五三詣に使用する祈祷受付室、伶人や結婚式の控室に使用する予備室、神饌を用意する神饌所などが併設されています。


神務室

受付室

予備室

神饌所

隋神門

随神門は神域に邪悪なものが入り来るのを防ぐ御門の神を祀る門です。
この門の左右に安置されている神を「隋神」といい、矢大神・左大神という俗称で呼ばれることもあります。 左右二神共、
弓と矢を携え剣を帯びていますが、これはその昔、武装して貴人の護衛にあたった近衛府の舎人の姿で、彼らは「隋身」と呼ばれていました。 
その随身が転じて、主神に従い守護するという意味で随神となったと思われます。当社の随神門は、昭和十年から同十一年
にかけて瓦葺きから、檜皮葺総檜造りの改築を行い本格的なものになり、昭和三十八年に屋根を銅板に葺き替えました。


隋神門

供膳所

当社特有な建物で、一般神社では神饌所にあたりますが、当社では神饌所とは別に春秋の大祭に神に供える「供膳」を調理
し、整える事を目的に建てられています。
内部は御盛相を蒸す釜部屋と供膳を整える神饌部屋とに分かれており、神饌部屋には奥津日子神と奥津比売神(何れも大歳
神の御子で、竈の守護神とされる。)を祀る神祠が備えられています。
竈の神を祀っている事や、神に供える御盛相を作る建物という意味から、米を供える風習があります。


供膳所

米を蒸す釜

社務所

当社の社務所は、平成10年に場所を移して改築しました。寄棟造り平屋建ての社務所は、和室20畳と事務室、トイレ、給
湯室を備え、総代会や各種会合、結婚式の控室等に利用されており、神符守札等の授与所も併設されていましたが、令和元年の参集殿建設により、社務機能を参集殿に移し、内部を改装し神輿庫、参拝者トイレ、予備室として生まれ変わりました。


社務所

神輿庫と参拝者トイレに改装

参集殿

令和元年12月に御大典記念事業として、授与所・事務室・応接ブース・祈祷所兼会議室・更衣室・職舎・倉庫からなる木造2階建て2棟276.16㎡(83.54坪)が竣工しました。内部には祈祷所を併設し、各種祈祷、待合、会議等多目的に使用できます。


参集殿本棟1

参集殿本棟2

参集殿南棟

授与所

ホール

祈祷所兼会議室

応接ブース・事務室

更衣室

 

 

 

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