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参拝の作法
①神社への参拝作法 神社へお参りするまでの作法を解説しています。
②お供えの書き方 神社で祈祷やお供えをするときなどの金封の表書きの書き方を解説しています。
③忌服 近親者に葬儀があった場合の忌服の期間をお示ししています。

①神社への参拝作法
♦先ず手水舎で手水を行います。手水の作法は下記の通りです。柄杓を直接口に付けてはいけません。
先ず左手を洗います 次ぎに右手を洗います 次ぎに口をすすぎます
♦鳥居を潜って拝殿へ向かいます。参道を歩くときは中央を避けた方が良いでしょう。(中央は神様の通り道です)
♦拝殿の前に到着したら、先ず鈴を鳴らして、賽銭を入れます。続いて二礼二拍手一礼の作法でお参りします。

二度深くお辞儀をします 二度柏手を打ちます 一度深くお辞儀をします
♦玉串拝礼/玉串は右手で上から左手で下から捧持します。次ぎに玉串を立て根本付近を両手で捧持し、根本を神前に向けて案上にお供えします。次ぎに二礼二拍手一礼の作法で拝礼します。
右手で上から左手で下から捧持します 玉串を立て根本付近を両手で捧持します 根本を神前に向けて案上にお供えします

②お供えの書き方

神社へお供えをするとき、またはご祈祷をお願いするときには、紅白の水引を掛け熨斗を付けた金封に初穂料を入れて差し出します。
金封の表書きは「御神前」「御供」「玉串料」「御榊料」「初穂料」等の書き方がありますが、祭典時や正月などにお供えする場合は「御供」、正式参拝などは「玉串料」、祈祷などは「初穂料」と書くのが一般的です。
氏名はお供えをする本人の名前を記入しますが、初宮詣や七五三詣など本人が未成年者場合は保護者の名前を記入して下さい。
御神酒をお供えする場合は、「奉献」と記入します。
神道式の葬儀のとき
「御霊前」や「玉串料」「御榊料」といった表書きが用いられます。市販の不祝儀袋には「御霊前」とあっても、蓮の花の文様が付いている場合がありますが、これは仏式用のものなので使用しません。

③忌服

一般には一年間は、神社に関する諸行事を慎むように解釈している人が多いようですが、実際にはそうではありません。
近親者が死亡したときに一定期間を喪に服することを忌服(きぶく)と言います。明治七年に太政官布告によって「服忌令」が定められ、故人との関係によって忌中と喪中の期間が細かく決められ、現在に至っていますが、喪に服する事には忌(き)と服(ぶく)の二通りあり、昨今ではその両方が混同されて正しく理解されていないように見受けられます。
忌服(きぶく)の「忌」とは、死者の穢(けがれ)がついているので、世間に出ることを慎む期間であり、この間は神棚の前に半紙を貼って隠し、お祭りも取り止めます。神社への参拝も遠慮する事とされています。
「服」とは喪服のことで、謹慎(遊びや笑いを慎み、酒肉を断つ)の期間をいいますが、個人の主観的意味合いが強く年賀状の欠礼等とも合わせ適宜短縮しても良いでしょう。この「忌」と「服」の期間が混同されやすいので注意が必要です。したがって神祭(神社参拝等)が出来ないのは最長で親が死亡した場合の五十日間となり、「忌」の期間が過ぎれば、神棚のお祭りを再開し、神社参拝も差し支えありません。 
期間が定められている理由としては、死者へ向けられた悲しみを次第に薄ろがせて、慎しんだ生活状態から少しずつ平常の生活状態へ戻すためだともいわれています。 
遠方にあって訃報を受けたときは、受けた日からその残りの日数の忌に服し、忌の期間を過ぎた場合は、その当日だけ服します。但し、夫、妻、子にあっては、受けた日から所定の忌に服します。



 

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